証拠金・保証金とは
外国為替証拠金(保証金)取引は、証拠金・保証金という言葉が出てきます。これはどのような意味なのでしょうか?
外国為替証拠金(保証金)取引は、お金を持っていないのに、お金(例えば120万円)を借りて、違う種類(通貨)のお金(例えば1万ドル)を買う取引です。買ったお金は預けておきます。
その後(その日のうちでも、何日も何月も経ってからでも)、買って預けておいたお金(利息がもらえます)を売って、元の通貨に戻して借りたお金(こちらは利息を払います)を返します。元の通貨に戻した時、お金が増えていれば(例えば1万ドルが130万円になっていれば)儲けが自分のものになりますが、お金が減っていれば(例えば1万ドルが110万円になっていれば)損した分を払わなくていけません。証拠金(保証金)はお金が減ってしまったときの損失の穴埋めのためにあらかじめ預けておくお金です。(実際には正しい説明とは言えないかも知れませんが、イメージとしてはだいたい正しいと思われます。)。
証拠金・保証金の種類
証拠金(保証金)には、いくつか種類があります。業者によって呼び方が異なりますが、ここでは、必要証拠金、維持証拠金、追加証拠金と呼ぶことにします。
必要証拠金は取引を始めるのに必要な証拠金です。取り引きする単位によって必要なお金が決まっています。
取引が開始されると、値動きによって買った通貨の価値が変わります。価値が上がれば含み益、下がれば含み損となります。含み損が出ても、すぐには取引を決済する必要はありません。
必要証拠金から含み損(や手数料やスワップ金利の支払い)を差し引いた額が維持証拠金(業者によって必要証拠金の50〜100%)の額を下回ると、下回った分が要求されます。これが追加証拠金(追証)です。要求があってから締切(次営業日のある時刻)までに追加証拠金の入金がなければ、業者が自動的に一部の精算を行い、追加証拠金分を埋めてしまいます。この追加証拠金制度は採用していないところや、メール等による通知だけのところもあります。
追証になったら
なお、追加証拠金制度は株式の信用取引や商品先物取引で一般的に用いられています。「追証は怖い」と言われますが、為替取引の場合、追証が発生した段階ですでに相場に負けていることが多いのですから、ポジションを解消することも検討する必要があります。
さらに含み損が出て業者ごとに決められた額(業者によって必要証拠金の20〜100%、必要証拠金と同額の業者や、この額を維持証拠金と呼ぶ業者も)を下回ると自動的にすべての取引が精算されてしまいます。これを「自動ロスカット」、「マージンコール」などと呼んでいます。このシステムによって損失が限定されます。なお、含み損の計算(値洗い)をリアルタイムに行う業者や1日1〜数回しか行わない業者があります。値洗いがリアルタイムで行われない場合、あるいは休日明けに相場の大変動があった場合などは、預けた証拠金(保証金)以上の損失が発生することもあります。
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